7月18日に突如発表されたセレナ・ハイブリッドですが、プレス向けの披露会は8月に入ってから。ずいぶんと気が早い? ものですね。ティザー花盛りのいま、昔のように新車に抱くどきどき感が薄れないといいんだけど、なんて考えは古いのでしょうか。
さて、以前から噂のあったセレナ・ハイブリッドですが、「スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)」なるシリーズ名で登場するとのこと。ネーミングは、ホンダの「IMA=Integrated Motor Assist System」よりも分かりやすくていいですね。
プレスリリースによると、
●サブバッテリーをエンジンルームに追加することで室内スペースはそのままに15.2km/LのJC08モード燃費を実現
●エネルギー回生量を増加させ、蓄電された電力を使うことでアイドリングストップの頻度を高める
●加速時にECOモーターで駆動し、エンジンの補助駆動力として使う
とのことです。
トヨタなどのフルハイブリッドではなく、いわゆるマイルドハイブリッドで純粋なEV走行はできないようですが、重いミニバンだとアルファード/ヴェルファイアでも40〜50km/hくらいでエンジンが再始動しますので、燃費を向上させるという意味ではマイルドハイブリッドでも十分で、コストも抑えられるし、重量増も最小限に済むはずですからミニバン向きのハイブリッド車といえるかも知れません。
(塚田勝弘)