アルパインが先鞭をつけ、ストラーダとECLIPSEも参入したのが車種専用設計の大型ナビ。いずれもインパネにピタリと収まるインダッシュですが、クルマによってセンタークラスターのデザインは当然異なるので、車種専用設計となるとコストも手間も掛かるわけです。
しかし、カーナビはPNDやスマホとの競争にも突入していますから市販ナビが生き残るためには、例えばサイバーナビが切り拓いたARを使うなどの革新的なナビを提案するとか、こうした車種専用設計ナビを開発することできめ細かいニーズに対応するなどの手を打つことが欠かせません。
当初、6車種で展開していたECLIPSEの「9型大画面」ナビですが、今回新たにノア/ヴォクシー、アクア、ステップワゴンやフリードなど10車種を追加しました。車種が増えないとお客さんが増えないのが車種専用設計の泣き所ですが、先駆者のアルパインもECLIPSEも車種に合う専用取付キットを用意することで車種を増やしています。
業界最大級サイズによる見やすさはもちろん、「クルマでDS」への対応で、DSで目的地設定や観光案内、ご当地クイズを楽しめるなど、親子で楽しめそうな機能も用意されていますから、夏のドライブにも最適かもしれません。
■9型大画面|カーナビゲーション(ECLIPSE)
http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/product/navi/9inch/
(塚田勝弘)