EVの最大の課題は「航続距離」。バッテリー性能が飛躍的に向上するまでは走行中のバッテリー残量を常に気にする必要があるのが実情です。しかし、近い将来、そんな心配も過去の物となるかもしれません。
というのも、日本のある研究チームがコンクリートの路面と特製タイヤを通じて車に充電する方法を開発したそうで、日本の一般的な道路用コンクリートを通じて50~60Wの電流を特製タイヤに送り、走行中の車両の充電に成功したと言います。
コンクリートの電力伝送率は80~90%以上だそうで、集電可能な専用タイヤを履く事で走行中の充電が可能に。トヨタ自動車なども走行しながら充電できる類似手法を開発していると言います。
この調子だと将来予想される充電スタンドの混雑が解消され、道路を走るだけで常に満充電状態にしておく事が可能に。現在のように充電に数時間を費やす必要が無くなれば、EVの利便性は飛躍的に向上しそうです。