50cc原チャリカート“X-Kart”で東京→仙台380kmを走ってみた

以前からお伝えしていますX-Kartによる北海道への旅、途中経過ですが、東京から仙台まで到着しました。

知ってる人は写真を見ておわかりのように、「なんだオメーが走ってんじゃないじゃんか」とか「今回はマリオじゃないんだ。つまんない」とかのお叱りの言葉をつぶやかれながら、なんとか初日の目的は達することができました。

道中、(私じゃないですが)大雨に見回れ、

(私じゃないですが)交差点で並んだ隣のクルマの助手席から写メ撮られ、

(私じゃないですが)小学生から話しかけられ、

などなどありながら北海道行きのフェリーが発着する仙台港へと、

(私じゃないですが)自走で到達することができました。

 

朝の5時半ころ出発し、仙台港へ着いたのは夕方のおよそ6時半、途中のガソリンスタンドでの給油が3回、予備タンクからの補給が4回、人間の食事の補給がファーストフードで2回で走った距離が380km。平均車速は29km/hでした。

使用した燃料は、まだ満タン法でも計測できてませんが、およそ30リッターくらいを消費したと思われ、13km/L弱となりました。発進時はほぼフル加速、制限速度である60km/hくらいをキープした2サイクルエンジンではこんなもんでしょう。ただし、燃調はエンジン保護も考えて、やや濃い目にしているのもちょっと不利に働いたようです。

フェリーターミナルでは、原付扱いのため2輪のレーンに並び、バイクたちに着いていったものの、

いざ乗る段階で「どう見ても4輪だからクルマのほうへ」と言われ引き返し、4輪のレーンでは「クルマが全部乗ってしまうまでは待ってて」と独りポツーンと残され、

まるでコウモリ状態。

けれど、しっかり他のクルマたちと同様に載せてもらうことができました。

まもなく、苫小牧に到着します。引き続き、札幌まで(私じゃないですが)走っていきます!

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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