日産自動車とフェデラル エクスプレス(フェデックス)は、「NV200」をベースとした電気商用車「e-NV200」の発売に向けた実証運行を7月中旬より実施すると発表しました。
実証運行の内容は、7月中旬からの1ヵ月間、日産が貸与した「e-NV200」のテストカー1台を、フェデックスがおもに横浜地域での配送車両として活用し、デリバリー業務における実用性を確認するというものです。
フェデックスは、すでに欧州において同様の実証運行をすでに実施していますが、今回はそれに続くものとして、国内で実証運行するということです。
フェデックス北太平洋地区担当の氏家正道副社長は、次のようなコメントを発表しています。
「フェデックスでは、2005年を基準に、2020年までに集配車両の燃費効率を20%改善するという目標を掲げて、環境に対するあらゆる取り組みを全世界で行っています。より効率性の高い集配車両へのシフトを順次進めており、電気自動車や代替エネルギーで駆動する車両に対する投資を強化しています。今回、開発段階にある『e-NV200』をテストし、フィードバックすることで、日産様へ貢献できることを嬉しく思います。フェデックスは、より環境に配慮した信頼性の高いサービスをお客様に提供することをお約束しています。」
1台だけ、しかも1ヵ月だけの運行なので、出会う機会は多くないでしょうが、このカラーリングを覚えておけば、電動商用車がどのような活躍をしているのか生で確認できるかもしれません。
(山本晋也)