先日マイナーチェンジをしたマツダ・ロードスター。
ロードスターのカタログの中では、少し他グレードと分けられた雰囲気のNR-A。
このグレードの由来は、NBロードスター時代にナンバー付きレース向けグレードとして設定され、NCにモデルチェンジした後もレースが継続したために設定されました。しかし、レース向けと言いながらも、実は普通に乗るにもNR-Aはお得なのです。
さて、その理由とは!
〔車高調整機能付純正ビルシュタイン(3段階)〕
Cリングタイプの車高調整機能ですが、買った直後でも乗り心地を犠牲にせず車高を少し落とす事ができる。純正ならではの適度なロール感がワインディングを流すには凄く気持ちがいい。RSグレードのビルシュタインとは違った味付けになっています。
〔5速ミッション〕
古くは初代RX-7:SA22C時代の設計がベースでNA・NBロードスターにも使用されていた、ご長寿な5速ミッションですが、6速よりも10kg軽量で、ロードスターの軽さに貢献します。そして筑波サーキットとのマッチングは最高です!
〔トルクセンシング式スーパーLSD〕
さり気なく効いていて乗りやすく、ナチュラルな動きがドライバーの操作とリンクしてくれます。
〔16インチホイール〕
エンケイで作られた、高剛性かつ軽量なホイールで17インチよりも重量が軽い事による、出足の良さが魅力的です。さらに今回採用されたガンメタリック塗装が見た目も引き締めてくれます。
この4点が絶妙なバランスが、幌車に与えられたTight Sportsのイメージに一番合ったグレードではないかと思います。RHTモデルが販売台数の大半を占める中でも、あえて幌車を選ぶ方に是非ともオススメしたいモデルはNR-Aです。
さて、筆者も昨年まで参加しておりましたNR-Aグレード指定のロードスターパーティーレースⅡですが、
NC3が販売になり、年内にはNC3での参加者がいる可能性もありますので、クラス別けについてパーティーレース事務局の三城氏に伺ってみました。
「まず、重量差に関しましては最低重量の設定もありますので、現状は大きな差は無いと判断しています。
もちろん、NC1とNC2を分けたように、明らかに性能差があることが分かれば、今後クラスを分ける可能性はあります」
筆者のパーティーレース参加1年目はNC1との混走でしたが、性能差があったのと翌年NC2が増えた事もありクラスが分けられました。NC3ではスロットルの設定等が多少変更されていますので、その部分の差が顕著に出るのかどうか、又、10kg分が問題なく最低重量まで軽量化できるかが、NC3のポイントかもしれません。
■マツダ・ロードスター公式
http://www.roadster.mazda.co.jp/
■ロードスターパーティーレースⅡ
http://partyrace.nr-a.com
(野上達也)