ホンダの新型軽自動車、N BOX+は、最大級の広さに可能性をプラスする

2012年上半期(1~6月)だけで10万台オーバーを販売、軽自動車売上げランキングで総合2位となり、ホンダ軽自動車躍進の立役者といえる「N BOX」にニューフェイスが登場しました。

それが「N BOX +(エヌボックス プラス)」です。センタータンクレイアウトやエンジン自体を衝撃吸収材として利用することにより、格段に広い室内スペースを実現したN BOXをベースに、リヤの斜めフロアとアルミスロープ(ディーラーオプション)により生み出される、可能性を広げるリヤスペースが”プラス”の意味合いということ。

ほぼバンパー部分から一体で開く、 大型リヤゲートによる広く低い開口部は、これまでの自動車にはない利用方法が期待できるもので、レジャーユースから福祉車両的な使い方まで様々なシーンでの活躍が期待できそうです。

さらにルーフを別色として、インパネも同テイストでまとめた2トーンカラーを用意するなど、遊び心に富んだ仕様となっているのも、レジャーユースでの広がりを感じさせるといえそう。

また、大小2つのマルチボードとエンドボードの組み合わせにより、さまざまな荷室モードやフラットなベッドモードなどアレンジすることができるのも魅力ということです。

 

背高フォルムなのでロールオーバーの心配をするかもしれませんが、アクティブセーフティとしてはVSA(車両挙動安定化制御システム)を全タイプに標準装備しています。また走りに余裕をプラスするターボエンジン搭載グレードも用意されているので、フル積載を想定している 場合には、そうした選択も可能。さらに4WDも全グレードにラインナップしています。

なお、メーカー希望小売価格は、135万円~187万円となっています。

  

 ■新型軽乗用車「N BOX +」を発売(ホンダ)
http://www.honda.co.jp/news/2012/4120705-nboxplus.html 

(山本晋也)

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=174703

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる