マイナーチェンジを果たしたレガシィシリーズの注目は直噴ターボエンジンの「DIT」ですが、5月27日現在のデータによると「DIT」の比率は22%で、「2.5GT EyeSight」を含めてターボの比率は32%、やはり2.5Lエンジンが一番人気になっています。
「DIT」の試乗に続いて2.5LのNAエンジン「FB25」にも乗りました。FBエンジンはフォレスターでも体験していましたが、低速トルクが分厚く、発進時からはもちろん、パーシャル域からの加速でももたつく印象はありません。試乗ステージの裾野の山でも1.5tを超えるレガシィ・アウトバックを軽快に走らせてくれます。
フル乗車時や急勾配などでモアパワーを感じてもステアリングに移動した「SI-DRIVE」のスイッチで「S」モードに入れてあげればOK。
グレード選びはやはり「アイサイト2」の有無がポイントになりそうですが、少なくてもエンジンは2.5リッターNAでも実用上何ら不足なく走ってくれます。確かに、「DIT」の魅力も捨てがたいですが、ロングツーリングの相棒としての資格は2.5リッターNAでも十分に満たしています。
(塚田勝弘)