数あるミドルクラスSUVの中でも上質な乗り心地を披露してくれるのがメルセデス・ベンツGLKで、個人的にはとても評価しているモデルですが、左ハンドルのみの設定に加えて、ボンネットがやたらと長く感じるスタイリングが好き嫌いを大きく分けるのか、都内にいても正直遭遇率は高くありません。
今回のマイナーチェンジは、流行のLEDポジションライトの採用や大型化されたフロントグリルなど、フロントマスクの存在感を増したのがエクステリアの大きな変更点です。
操作性ではパドルシフトの追加がニュースですが、新世代のCOMANDシステムを搭載してナビやインターネット接続が可能になるなど、使い勝手も性能も高めています。
最大の注目点はパワートレーンで、3.5LのV6直噴エンジンを新搭載し、75ps/70Nmものパワー&トルクアップを果たす一方で、「7Gトロニックプラス」やアイドリングストップの採用で、約30%の燃費向上を実現しているのが自慢です。
しかも価格は、GLK300 4MATICの675万円から大幅ダウンとなる599万円と、思い切り背中を押されそうな設定にしています。なお、マイナーチェンジ前モデルとして「GLK300 4MATIC LITE」も同じ599万円で残されているようです。
■The new GLK-Class(メルセデス・ベンツ日本)
http://www.mercedes-benz.co.jp/special/4matic/model/GLK-Class/
(塚田勝弘)