イタリア限定? ランチア・フラビアは優雅でダイナミックなオープンカー

ランチア・フラビアといえば、1960年代に水平対向4気筒エンジンを搭載したFFサルーンとして登場した、歴史に残る名車。そのネーミングが現代に蘇りました。

ショーモデルでは見慣れた姿ですが、いよいよ市販版4座オープンのコンバーチブルの画像がイタリアで公開さています。

2.4リッターエンジンと6速オートマチックを組み合わせたパワートレインが引っ張るのは、4.9m×1.4m×1.8mほどのボディ。ホイールベース2760mmのおかげで4人乗車でもキャビンには余裕あり、ということです。

そんなフラビアの生まれ故郷はアメリカ・ミシガン州。そうです、このモデルはランチアのオリジナルではなく、フィアット・グループの一員であるクライスラーが生産しているクライスラー200コンバーチブルのバッジエンジニアリング・バージョンなのです。

オリジナルのヘッドライトとフォグランプ、そして新しいグリルによって、ランチアらしさが出ていますね。

電動のファブリックルーフを持つ、ランチア・フラビア。クライスラー200コンバーチブルともども日本へ正規導入されることはなさそうですが、Dセグメントの4座オープンが好みという人には気になる存在ではないでしょうか。

■Lancia Flavia, sensazioni senza confini(イタリア語)
http://www.lanciapress.com/press/article/115200

(山本晋也)

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=171107

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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