パッソ&ブーンがアイドリングストップ機構などで燃費「カイゼン」

ダイハツが製造、トヨタとダイハツ両社で販売されているパッソ&ブーンがマイナーチェンジをしました。

まずトヨタ・パッソ。

搭載エンジンが1.0リッター、1.3リッターなのは変わりません。マイナーチェンジのメインは燃費改善。トランスミッションほか各種部品のフリクション低減などにより、1.0L・2WD車ではJC08モードで21.2km/Lの低燃費を実現しています。

さらに、1.0リッター・2WD車にアイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)を新たにオプション設定することで、JC08モード 23.0km/Lの省燃費性能としています。

メーカー希望小売価格は102万円~148万円。

このマイナーチェンジにあわせて設定された特別仕様車『1.0X“Kutsurogi”(メーカー希望小売価格:115万円~)』は、「1.0X」をベースに内装色に特別設定色のブラウニーを採用した、アダルトな仕様。スーパーUVカットガラスをフロントドアに特別装備しています。ボディカラーは、特別設定色のヒスイパールメタリック(オプショ ン)を含む、全10色を設定しています。

一方、ダイハツ・ブーンは1.0リッターエンジンだけ2グレードのラインナップですが、標準装備を充実させています。

まず2WD全車にアイドリングストップ機構を搭載し、jc08モード23.0km/Lの燃費性能を実現。同時に2WD車にはVSC&TRCという予防安全装備を標準装備しています(パッソではメーカーオプション)。また法規対応としてリヤ中央席にヘッドレストや3点式シートベルトを備えたということです。

メーカー希望小売価格は118万円~144.5万円となっています。

なお、パッソ、ブーンともに今回の燃費改善により1.0リッター・2WD全車が「環境対応車 普及促進税制」、いわゆるエコカー減税75%の対象となっています。

■トヨタ・パッソ
http://toyota.jp/passo/

■ダイハツ・ブーン
http://www.daihatsu.co.jp/lineup/boon/

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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