「ストラーダ」ナビも車種専用設計に邁進中

車種専用設計ナビといえば、アルパインが車種専用取付キットで切り拓いたわけですが、「ストラーダ」のパナソニック、「ECLIPSE」の富士通テンなども続いています。

車種専用だけに汎用タイプよりも開発の手間とコストがかかるにも関わらず、「ストラーダ」の「Lシリーズ」にホンダ・フィット、フィットハイブリッド、フィットシャトルにジャストフィットする車種専用モデルが加わりました。しかも7型ではなく8型と大型化され、車種専用のメリットが最大限活かされています。

フィッティングの美しさはもちろん、音響セッティングとステアリングスイッチを専用にセッティングされていますから、音質と操作性は良好そのもの。さらに、スマートフォン専用アプリが使えたり、新東名高速道路対応の最新地図がインストールされていたりと、最新の機能が盛り込まれています。

フィット用がまず8月1日、フィットハイブリッド用とマイナーチェンジを受けたフィットシャトル、フィットシャトルハイブリッド用は9月中旬に発売されます。価格はオープン

その他にも、「ecoルート探索機能」の対応や「GoogleMap」、Yahoo!の「路線・地図アプリ」が活用できるなど拡張性も高く、DSRC車載器と接続することも可能です。

市販ナビでありながら車種専用設計ナビという選択肢もできつつあるのが最近の流れで、市販ナビが生き残るひとつの道なのかもしれません。

■Strada[ストラーダ]Lシリーズ CN-L800FTD(パナソニック)
http://panasonic.jp/car/navi/products/L800/L800FTD/

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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