『ドライブデートの成功の秘訣』4(3はこちら)
女性の年齢や住んでいる地域、クルマに対する思いや知識の差によっても、ドライブデート用のクルマの選択は分かれると思う。
それは、女性ドライバーを応援するサイトのカーユニウーマンと、クルマが好きな女性が集まる、とんがりガールズの会員を比べても浮かび上がる事実。
カーユニウーマンの会員は特別にクルマが好きではない女性ドライバーが集まっているのだけど、ここに集まる女性はカレシやダンナ様に「絶対にこのクルマで、こういうドライブデートをしてくれなくちゃイヤ!」という強い主張は少ない。むしろ、度が過ぎるクルマ好きの男性が苦手で、クルマが好きな男性のクルマを運転するのは是が非でも避けたいという声が多い。
たとえば・・・
『ダンナがクルマ好き。わたしには手におえない大きなクルマに乗っているけど、運転を代わってと言われるのが恐怖。大事なクルマに傷をつけたらどうしよう・・・という思いで冷や汗が出る(神奈川県・30代主婦)』
とか、
『乗るときにヒールをドアに少し当てただけでひどく怒られた(東京都・30代会社員)』
『他のクルマよりクルマが低く、駐車場を探すのがいつも大変。電車のほうが、気が楽(東京都・20代会社員)』
『季節関係なく、洗車に付き合わされる。車内で飲食しようと思ったら「ガサツな女」的なことを言われた(埼玉県・30代会社員)』
などなど、クルマへの思い入れがある男性のクルマに乗せてもらうのには、気をつかう!という声が圧倒的に多い。
いっぽうで、クルマが好きな女性たちの声は
『クルマは何でもいいと言っている男性に魅力を感じない(茨城県・30代会社員)』
『クルマを大事にしていない男性は苦手(神奈川県・30代会社員)』
という声が多い。クルマが好きな女性たちにとっては、クルマは自分のもうひとつの顔でもあるので、クルマを大事にしない男性に魅力を感じないという結果に。
また女性の世代や住んでいる地域によってもジャッジは変わる。
クルマ以外の交通手段が発達している地域に住んでいる10-20代の女性だと、「デートに必ずしもクルマは必要じゃない」、「恋人(ダンナ様)がどんなクルマに乗っていてもいい」という声が多いけど、いわゆるアラフォーに近い世代ほど、「デートにクルマは必須」という声が多く、車種に関しては、特に独身女子は「かっこいいクルマに乗って欲しい」という声が増える。
一部の声ですが、少し個人的に考察すると「デートに必ずしもクルマが必要じゃない」とか「車種問わず」という女性は、ステキなドライブデートの経験値が少ないのではないかな・・・と考えられる。ステキなドライブデートの経験値が少ない女性に、ステキなドライブデートを仕掛ける・・・もとい、演出することが出来たら、いい雰囲気に持っていけるかもしれないし、少なくとも良い思い出をカノジョの胸のうちに残すことが出来るのではないかしら?と。
純粋にクルマが好きな男性にとって、クルマを恋の道具に使うなんて・・・お粗末な発想だ!と叱られるかもしれませんが、クルマの使い方次第では、女性の胸をときめかせる要素は、まだまだ検討の余地があると思われます。
(ドライブデート評論家・鈴木珠美)