トヨタ自動車は、6月15日の定時株主総会における取締役の選任と同時に、レクサスなどにに関する組織改正について発表しました。
『日本発の真のグローバルプレミアムブランドの確立に向けて、レクサス車の開発・営業・マーケティング・広報機能を集約し、さらなる意思決定の迅速化を図るため、レクサス本部をグローバルでのレクサスのヘッドオフィスの役割を担うLexus Internationalとして再編』すると発表されたのです。
従来は一部門といえたレクサス本部を、ヘッドオフィスとして独立させるというもの。
開発、デザインをLexus Internationalの直轄とするだけでなく、ブランドマネジメント部を新設するなど、トヨタのレクサスではなく、グローバルブランドの”Lexus”として位置づけるというようにも見えます。
こうしたブランドの独立というのは、他メーカーでは珍しくない話ですし、最近では日産がインフィニティ の独自本社を香港に開設したりしています。
レクサスを Lexus へ。
『日本発』という部分を大事にするようですが、ものづくりを含めて、レクサスがどのように変化していくのか、注目といえそうです。
■役員人事、組織改正および人事異動について(トヨタ自動車)
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/06/nt12_0606.html
(山本晋也)