ジープマニア必見!特濃なイベント「ジープの機能美展2012」は6月10日まで

入間市博物館で6月7~10日の日程で開催される「ジープの機能美展2012」

場所的に大規模な展示ではないので軽い気持ちで見学に行ったのですが、完全に裏切られました。それもいい意味で。

なにをそんなに興奮しているのかといえば、1943年式、つまり第2次世界大戦中に生産された米軍のウィリスMBとドイツ軍のキューベルワーゲンが同じ会場に鎮座しているのです。

こちらが米軍のウィリスMB。TVドラマ「コンバット」などでよく登場していたジープですね。

そしてこちらがキューベルワーゲンという異名を持つフォルクスワーゲンTYP82。映画「西部戦線異状なし」などに登場していたナチスドイツの代表的な軍用車。

この2台を同時に屋内で見ることができる貴重なイベントです。この2台を見比べると、当時の設計思想の違いがはっきりとわかります。

ジープ系のイベントはほとんどが屋外の展示が多いので下回りなどを見ようと思うと服が汚れるのは覚悟の上、ということが多いのですが、このイベントは屋内ですのでそういった心配がありません。

そのほか、三菱がウィリス社と契約してライセンス生産していた1959年式CJ型ジープや

現行のランドローバーディフェンダーと、時間経過とともにヘビーデューティーな四輪駆動車が変化していく様を感じることのできる内容となっています。

そして、これまた非常に濃い展示車両、M274。ベトナム戦争などで使われた500kg積載の超小型トラック。

ここに展示される車両のすべてにナンバーがついて、日本国内で自走可能であるところがまたすごい。特にキューベルワーゲンはフルレストアで新車の様です。

そして、展示車両はロープなどで仕切られることもなく、本当に間近で凝視できるのです。おかげでキューベルワーゲンやM274の詳細な写真も撮影できましたので、後ほど掲載させていただきます。

間近で見ることができる代わりに、展示車両には絶対にお手を触れないで下さい。そこは最低限のマナーです。

これだけ特濃なイベント「ジープの技術展2012」は、なんと入場無料。

入間の三井アウトレットモールからすぐ近くなので、ジープマニアは必見です。

ジープの機能美展2012
http://homepage2.nifty.com/CCV/JEEP2012.html 

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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