ドイツで調査した自動車メーカーTOP10、BMWやVWより高評価の日本メーカー3社とは?

顧客満足度や製品クリティなど様々な市場調査をしていることで知られるJ.D.パワー。そのドイツにおける自動車関連の調査結果「J.D.パワーレポート2012」が発表されたことを現地メディア『Auto Bild』が報じています。

自動車の個別評価というと、いわゆる試乗インプレッションのようなものを思い浮かべがちですが、ご存知のようにこの調査ではそうしたクルマの魅力のほかに、メンテナンスコスト、品質と信頼性、サービスという視点からも評価をしているということです。それぞれはポイント化され合計によって評価されますが、それぞれのファクターにおける比率は、魅力:28%、メンテナンス25%、品質24%、サービス23%となっているとのこと。

さて、79台のクルマが評価されている「J.D.パワーレポート2012」ですが、そのほかにメーカーごとのランキングというのも発表されています。世界を代表する自動車王国のひとつであるドイツ、そのメーカーランキングはやはりドイツ系ブランドが上位独占! かと思いきや、そうでもないのです。

以下にメーカーランキングを紹介します(同点・同順位があるのでご注意ください)。

1位:メルセデス・ベンツ
2位:トヨタ
3位:三菱
4位:マツダ
5位:BMW
5位:フォルクスワーゲン
7位:シュコダ
8位:アウディ
8位:ボルボ
10位:フォード

トップのメルセデスは予想通りという人も多いでしょうが、2~4位を日本ブランドが独占。日本でのシェアや評価からすると、かなり意外といえるのではないでしょうか。

 

ちなみに車種別ランキングのベスト3を見ると、トップはメルセデス・ベンツAクラス、2位にはマツダ6(日本名:アテンザ)が入り、3位がメルセデス・ベンツEクラスとなっています。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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