アオシマの人気シリーズといえばVIPカー。発売以来定番となったVIPカーモデルを数多く手がけて人気のアオシマですが、10年を経て進化したのが「VIPカー極(きわみ)」シリーズ。一段と強いキャンバー角や引っ張りタイヤなど、ファン(モデラー?)の心を強くつかんで、「極」も人気シリーズとなっています。
そんな「極」ですが、デビューモデルとなる14マジェスタや24セルシオに次いで登場するのはG50プレジデント、Y33シーマ、そして7月発売予定の21セルシオと18クラウンです。
この極みシリーズの特徴は、開発に苦労したというツライチにするための寸法出しで、プラモデルは1/24というスケールのため、コンマ1mmでも見え方が大きく違ってしまうことから何度も何度も作り直してシャーシを設計。タイヤも引っ張りタイヤを新しく作り、新型サスとマッチングするようにして試作品を作り、これを何度も繰り返して完成品となること。
当然、設計者もVIPのファンでなければユーザーの心をつかむことはできず、ファンであってこその人気シリーズというわけですね。
ちなみにVIPカーではトヨタと日産が人気ですが、「極」の現時点での売り上げや要望ではトヨタが強いそうです。
■青島文化教材社
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(佐藤みきお)