海外ではいわゆる名車と呼ばれるモデルの復刻版が存在します。
最近ではVWが既に2作目となる「ザ・ビートル」を発売。
フィアットは500を復刻、そして人気のMINIもビートル同様に復刻2作目に移行するなど、往年の名車が当時のスタイルを継承しながら今も尚、世界中で愛され続けています。
これは欧州に限らず、米国でも同じでフォードのマスタングやシボレー・カマロなどが存在。
一方、日本車は?と言うとこのジャンルでは寂しい限り。
最近ではAE86やホンダN360などがそのネーミングの一部を継承して登場してはいますが、ズバリオリジナルの外観を継承している訳では無く、主に思想面での継承となっています。(今後発売が噂されるN BOXセダンはN360に似ている可能性あり)
そういった観点ではホンダCR-ZはHVシステムを取り入れながらも先祖にあたるCR-Xの面影を色濃く残しているスポーツカーと言えるかもしれません。
海外では昔の日本のスポーツカーが現在でも愛好家の間で愛され続けていますが、当の日本では一般的には記憶の中から消え去りつつあるのが現実。とは言え、実は1960~70年代にかけての日本の高度成長期は歴史に残るスポーツカーの全盛期でもあったのです。
できれば往年の日本のスポーツカーが持っていた個性復活を期待したいところです。
それも当時のデザインをしっかりベースにしながらも今風の解釈を加えつつ、中味は最新のテクノロジーで……
アパレル業界が過去の人気ファッションをアレンジして一定の周期で意図的に流行させているように、クルマだってもっともっとリバイバル気運を高めても良いのでは? などと思う訳です。
これって日本人が普段忘れがちな「歴史を尊ぶ」観点からも意味が有るのではないかと。
そこであくまで個人的な想いではありますが、当時の美しいデザインをもう一度現代に蘇らせて欲しい往年のスポーツカー3台をチョイスしてみました。(一部現存車種を含む)
「Re Born」した姿を想像するだけでも何だかワクワクして来ます。
・1970年型 トヨタセリカ1600GT
・1969年型 日産フェアレディZ432
・1968年型 ダットサン・ブルーバード1600SSSクーペ
さて読者の皆さんなら、どんなクルマを現代流に生まれ変わらせて欲しいですか?
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