ダイムラーの発表によれば、環境意識の強いハリウッドスターは、メルセデス・ベンツのBクラスF-CELL(燃料電池車)を選ぶことがトレンドになりつつある、ということです。
たとえば、ドイツ出身の女優ダイアン・クルーガーさんもそのひとり。「F-CELLを運転することに興奮します。環境に配慮した上、運転するのが楽しいクルマです」とBクラスF-CELLの印象を語っています。
燃料電池車は充填した水素と大気中の酸素によって発電、その電気によってモーターを駆動して走るクルマ。駆動システムは電気自動車と同じようなものですが、バッテリーのかわりに水素タンクと燃料電池を使うことで排出するのは水だけ、バッテリーよりも航続距離が稼げるのが特徴といえます。
ダイアン・クルーガーさんも「満タンで約400キロを走ることができますし、水素の充填も簡単です。 BクラスF-CELLのタンクはわずか3分で充填することができるのです」と燃料電池車のメリットに満足しているそう。
なお、ダイムラーによれば環境に優しいモビリティのためにF-CELLをはじめとしたメルセデス·ベンツを選択しているハリウッドスターは、ゴールデングローブ受賞者のミシェル・ウィリアムズ、ソフィア・ベルガラ、ブライアン·クランストン、2011年オスカー受賞者のナタリー·ポートマン、コートニー·コックス、レニー·ゼルウィガー、キャサリン·マクフィー、セリーナ·ウィリアムズ、ニックス・ウィッシャーといったそうそうたる面々ということです(敬称略)。
テールゲートに「水素で走るEV」と表記されたメルセデス・ベンツBクラスF-CELL。最高出力は100kWで、十分な動力性能を持っているといいます。水素ステーションといったインフラ普及は課題でしょうが、環境意識のアピールとしてハイブリッドや電気自動車の次は燃料電池車という時代が迫っているようです。
(山本晋也)