5月18日から20日まで東京ビッグサイトで開催されいる「朝日 住まいづくりフェア2012」の「ガレージングEXPO」レポート、その2です。
ターンテーブルは、商業施設などの立体駐車場、都市型マンションの機械式駐車場の入口などでしばしば見かけることができますし、都市型マンションに住んでいる人なら実際に操作したこともあるでしょう。そんなターンテーブルを個人の駐車場に設置するという人が増えているそうです。
ターンテーブルは、商業施設などの立体駐車場、都市型マンションの機械式駐車場でよく見られる下にピットを設けたタイプが一般的です。しかし、井口機工製作所では、1年前から薄型ターンテーブルも発売しています。
ピットのあるタイプは、施工性の良さと信頼性の高さがあり、個人用でも年間200~300台は売れているそうです。駐車場の出入りが難しいという実用上の問題から買う人が多いのですが、ガレージに置いて愛車を眺めたいという人も購入しているとのことです。こちらのタイプは、やはり、フェラーリやランボルギーニなどのオーナーが多いそうです。
薄型ターンテーブルは厚さが85mmと薄く、ピット工事が不要で、アンカーボルトが施工できる場所であればどこでも取り付けることができます。施工は最短で1日というのも魅力です。
価格は1年前に発売された4mタイプは270万円程度で、新製品の4.5mタイプは300万円程度になります。この直径はタイヤが収まる長さということになりますが、実際に回転させるためにはクルマのオーバーハングも考慮する必要があります。ちなみに、SUS製の操作盤やリモコン仕様にすることで価格が上積みされ、ターンテーブルの床の色なども変えられるそうです。
270万円~300万円するターンテーブルを買い、そこを回転する愛車を眺めるというのは究極の贅沢ですが、自分でやるのは難しくても、せめてそういう家にお邪魔したいものです。
■朝日 住まいづくりフェア 2012|住宅設備・建材EXPO 2012
http://www.housingworld.jp/
■株式会社井口機工製作所
http://www.isb-iguchi.com/
(ジム加納)