スーパー耐久菅生直前。気になるマシンをチェック。大注目のST-3クラス編【スーパー耐久2012】第3戦菅生

5月20日に行われるスーパー耐久第3戦 菅生で最も注目されるクラスがST-3クラス。
開幕から2勝のassetテクノZ34、AドライバーにはスーパーGTのゼッケン4、GSR Project Mirai BMWもドライブするササキングこと佐々木雅弘選手を起用。かなり強さを発揮しています。

後を追う岡部自動車マイロード協新計測RX-7。第2戦もてぎではポールポジションを獲得するなど速さは光りますが、いつもいいところでポジションダウンしてしまいます。

基本的にこの2台によるバトルか?と思わせていたST-3クラスですが、思わぬ伏兵の登場で話題騒然となっています。

その伏兵とはPETRONAS TWS GS350。東京オートサロンでの発表後、デビュー戦の富士では予選、決勝ともに散々だった印象が大きく「やっぱり大風呂敷か?」と思われていたGS350ですが、第2戦もてぎではそんな印象を吹き飛ばすすごい走りを見せつけました。最後の最後で2位まで漕ぎつけチェッカーを受けるという成長ぶりはかなり衝撃的。岡部自動車マイロード協新計測RX-7との2位争いでの接触がペナルティーとなり、正式結果は3位となってしまいましたが、戦闘力はもうトップクラスです。

この3台が軸となってST-3クラスのバトルが展開されると思いますが、その他にも岡部自動車軍団はZ34を2台、TRACY SPORTSはIS350と戦闘力の強いマシンを投入しています。かなりの接近戦になること必至です。

assetテクノZ34がこのまま3連勝してしまうのか?それともRX-7とGS350が絡んでの番狂わせがあるのか?見るものを飽きさせない激しいバトルが期待されます。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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