320馬力! ツインチャージャーの86、サーキットでデビュー!

トヨタは、5月17日~20日まで、ニュルブルクリンクで開催される第40回ニュルブルクリンク24時間耐久レースにおいて「GAZOO Racing tuned by MN(略称:GRMN(ジーアールエムエヌ))」のコンセプトカー「SPORTS FR Concept」を展示することを発表しました。

 「SPORTS FR Concept」と名付けられているものの、その姿は紛れもないトヨタ86そのもの。LFAを思わせる前後バンパーやボンネット、1855mmまで拡大されたワイドフェンダーと18インチホイール、車高を下げたフォルムに見入ってしまいますが、注目はエンジン。

なんと、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャー仕様の2リッターエンジンを搭載しているというのです。目標スペックは320馬力、421N.m。

先日、レガシィのマイナーチェンジにより登場した直噴ターボFA20DITエンジンのスペックが300馬力、400N.mですから、トヨタ「SPORTS FR Concept」の目標値はリアリティがあります。

 写真から伝わる完成度からも市販化への期待の高まる一台です。

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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