GPSデータでシフトダウンするメルセデスの最新クルーズコントロール技術

メルセデス・ベンツから大型トラック「アクトロス」用として開発された最新クルーズコントロールについて発表がありました。

このシステムの特徴は、GPSデータを利用した予測パワートレイン制御を行なっていること。具体的には、道のアップダウンを地図データと自車位置から把握し、それに応じたシフトダウンなどを行ないます。

これにより、従来のクルーズコントロールでは上り坂になって減速してからシフトダウンやアクセルオン制御をしていたところを先読みして対応できるので、より一定速度で走れるようになるそうです。これにより、従来のクルーズコントロールと比べて約3%の燃費改善につながるといいます。

新しいクルーズコントロールの操作は従来と同様でシンプルかつ簡単。もちろんドライバーの快適度も上がるでしょうから、より安全性や労働環境の改善につながることが予想されます。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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