速くなった新しいザ・ビートル

受注が4月20日からスタート、納車は6月以降になるというフォルクスワーゲンのザ・ビートルですが、ドイツ本国には素の「ザ・ビートル」、日本に導入される「ザ・ビートル デザイン」、スポーティな「ザ・ビートル スポーツ」の3グレードがあるそうです。

まず日本には、導入1000台限定で「ザ・ビートル デザイン レザーパッケージ」という豪華仕様が用意されています。レザーシートはもちろん、パドルシフトやレインセンサー、自動防眩ミラーなどが標準装備されます。さて、試乗車はもちろんこのレザーパッケージですが、インテリアではボディ同色になるカラーパネルが目を惹きます。また、ビートルのキャラにパドルシフトはいるのかな? と思いながら走り出すと予想どおり、十分な速さを感じさせます。

ボディカラー6色で一番人気は、訴求カラーでもあるこのキャンディホワイト。サターンイエロー、デニムブルーも人気

エンジンはポロなどでもお馴染みの1.2Lの直列4気筒SOHCターボで、アイドリングストップは付きませんが、街中で走る分には十分に速いですし、日本なら高速道路の流れをリードするのも難しくありません。7速DSGはあっという間に変速していきますし、なくてもいいかなと思えるパドルシフトを使えば素早いコーナリングもこなします。

内装で目を惹くのがインパネの中央からドアにまで配置されるカラーパネルで、ボディカラーと同じコーディネイトが自慢

なんだか速くて、キャラに似合わず!?ボディの剛性感もかなり高いザ・ビートル。可愛い姿にだまされると火傷まではしませんが、意外感に包まれるかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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