受注が4月20日からスタート、納車は6月以降になるというフォルクスワーゲンのザ・ビートルですが、ドイツ本国には素の「ザ・ビートル」、日本に導入される「ザ・ビートル デザイン」、スポーティな「ザ・ビートル スポーツ」の3グレードがあるそうです。
まず日本には、導入1000台限定で「ザ・ビートル デザイン レザーパッケージ」という豪華仕様が用意されています。レザーシートはもちろん、パドルシフトやレインセンサー、自動防眩ミラーなどが標準装備されます。さて、試乗車はもちろんこのレザーパッケージですが、インテリアではボディ同色になるカラーパネルが目を惹きます。また、ビートルのキャラにパドルシフトはいるのかな? と思いながら走り出すと予想どおり、十分な速さを感じさせます。
エンジンはポロなどでもお馴染みの1.2Lの直列4気筒SOHCターボで、アイドリングストップは付きませんが、街中で走る分には十分に速いですし、日本なら高速道路の流れをリードするのも難しくありません。7速DSGはあっという間に変速していきますし、なくてもいいかなと思えるパドルシフトを使えば素早いコーナリングもこなします。
なんだか速くて、キャラに似合わず!?ボディの剛性感もかなり高いザ・ビートル。可愛い姿にだまされると火傷まではしませんが、意外感に包まれるかもしれません。
(塚田勝弘)