D型の進化度が凄すぎます! スバル・レガシィがビッグマイナーチェンジしました。

2012年5月8日、スバル・レガシィがマイナーチェンジをしてD型となりました。

モデルD型レガシィは、外観的にはフロントのフェイスリフトが中心で、ライトの意匠変更やグリル形状の変更などが目立つ程度です。

そして、今回のマイチェンの目玉はなんと言っても新開発のFA20DITエンジンです。

DITはDirect Injection Turboの略でスバルで初めて導入された直噴ターボエンジンとなります。EJ25ターボよりも約20%のダウンサイジングを実現したほか、JC08モード燃費で12.4km/ℓ。EJ25ターボよりも出力で15ps、トルクで50N-m向上しているにも関わらず、燃費は2.2km/ℓ向上しました。

またターボチャージャーはツインスクロールターボとなり、最高出力300ps/5600rpm、最大トルクは400N-m/2000〜4800rpmを発揮します。

BRZに搭載されているFA20D-4Sとの違いはTGVと隔壁付吸気ポートを採用していることで、これによってガス流動を強化しました。

ちなみに2.5リッターNAエンジンもFB25にチェンジし、中低回転域のレスポンスを向上させました。

D型レガシィのエンジンは従来からのEJ25ターボと3機種のラインナップとなります。

Eye SightもVer2に進化し、各性能の向上と各種システムとの連携で安全性が向上。またアイドリングストップとも連動しています。

サスペンションも大幅にリファインされています。全車対象の変更はフロントブッシュの強化、フロントスタビライザーの大径化、リヤショックアブソーバーマウント、サブフレーム、トレーリングリンクとブッシュの強化、リヤサポートサブフレームの追加、リヤダンパー固定ナットの大径化。そして前後ダンパーとコイルのチューニングが施されているほか、グレードに応じた改良も施されています。

またDITでは専用チューニングされたビルシュタインダンパーを装備するほか、リヤスタビライザーもΦ18と大径化しました。

CVTはパーツやレイアウトを最適化した新リニアトロニックに進化。DITエンジン用は高トルクに対応させるためにツインダンパーを採用し、強度をアップしました。

同時に静粛性を強化するためにチェーンのピッチをショート化したほか、オイルポンプのケース固定部に制振プレートを追加してオイルポンプの作動音を低減させています。

またDIT車のS#モードでは8段ステップの変速としてスポーティ度も高めました。

アクティブトルクスプリットAWDも進化。新たにハンドル蛇角、ヨーレート、横G信号を加えることでタックイン制御補正、ステアリング操作時補正。スリップ補正も行なえるようになりました。

車内ではメーターパネルやインジケーター、スイッチ類の配置が変更されています。

特にメーターパネルのインフォメーションはカラー化されました。

また助手席からも操作できるよう、サイドブレーキの位置変更などが実施されています。

その他センターコンソールボックス内にUSB端子などが設置されるなど、細かい改良点も見逃せません。

マイチェンながら内容的にはモデルチェンジと言ってもいいぐらいに変身したD型レガシィ。ツーリングワゴン、B4セダン、アウトバックのラインナップで価格は226万8000円〜372万7500円(税込み)で販売。

これは現行オーナーのみならず目が離せない存在になりそうです。

詳しくはSUBARUオフィシャルWebサイトへ。

(ぬまっち)

【写真ギャラリーをご覧になりたい方は】 https://clicccar.com/2012/05/08/148815

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛)

ぬまっち(松沼 猛) 近影
1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。