コンパクトクラスで世界初(※2011年8月時点・メルセデス・ベンツ調べ)というレーダー型衝突警告システムを全モデルに標準装備するクルマ、それが新しいメルセデス・ベンツ Bクラス です。
新型Bクラスに標準装備されるレーダー型衝突警告システムは「CPA(コンプリジョン・プリベンション・アシスト)」と名付けられたもので、レーダーセンサーを使って前方の状況を認知し、それに対応してディスプレイと音によってドライバーへ注警告します。
具体的には約30km/h以上で前走車に近付きすぎると警告灯で注意をうながし、さらに前走車や障害物に2.6秒以内に衝突する可能性がある場合には、警告灯と警告音で知らせるというものです。そしてドライバーのブレーキ操作では十分な制動力が得られないと判断した場合には、BAS(ブレーキアシスト)により事故回避に必要な制動力を自動的に補うということです。
コンパクトカーで採用されている多くの警告システムは、主に軽微な衝突による被害を最小限にすることを目的に設置されていますが、メルセデス・ベンツ BクラスのCPAは危険な衝突から乗員を守ることにも主眼を置いて開発された革新的なシステムということです。
こうしたシステム、国産車ではスバルのアイサイトが知られていますが、「アイサイトとBクラスのシステムの違いは、アイサイトがカメラを用いて障害物を検知しているのに対し、Bクラスはレーダーを使用している」ことにあるということです。「レーダーのメリットは、天候や周囲の明るさに左右されることなく常に機能し、また障害物との距離を正確に測ることができること」といいますから、ステレオカメラの国産車とは一線を画したメルセデス・ベンツに相応しい機能を持っているということのようです。
しかもこうした安全装備についてはグレード間で差別化することなく全モデルに標準装備するという見識も、さすがメルセデス・ベンツといえそうです。
■New B-Class Special site(メルセデス・ベンツ日本公式サイト)
http://www.mercedes-benz.co.jp/special/B-Class/Play/
(山本晋也)