先代シーマには限定10台の特別仕様車があったのです!

4月25日、新型シーマの発表がありました!

やはり日産のフラッグシップといえばシーマ、というイメージは根強いですよね。

ちなみに先代のF50系シーマには「家庭画報バージョン」という限定10台で標準車より100万円ほどお高い限定車があったのをご存じでしょうか?

F50シーマ(画像は標準車)

以下引用(2001年8月)

日産自動車は婦人雑誌「家庭画報」を発行する世界文化社と組み、高級乗用車「シーマ」をカタログ販売する。富裕層に購読者が多い「家庭画報」の通販カタログにシーマの特別仕様車を掲載、限定販売する。

富裕層の婦人にターゲットを絞ってシーマの認知度を高める狙いだ。

家庭画報向け特別仕様車は限定10台。

牛皮シートを特別な手作業で仕上げたり、楠を内装に使うなどして高級感を高めた。

738万円と816万円の二タイプで、価格は通常仕様に比べ約100万円高い。

9月1日に発行する家庭画報30周年記念の通販カタログに掲載する。

宝飾品や家具、雑貨などの一流品を集めた編集で、販売促進効果が見込めると判断した。

高級車の購入層は事業家などの中高年層で、男性が購入を決めて仕事で使うケースが多かった。

しかし最近は夫婦や家族でドライブするなどの利用も増えている。

商談現場でも女性の意見を反映して購入する人が増えているため、顧客層が重なる家庭画報と組みシーマのイメージを高める狙い。

景気低迷で高級乗用車市場は今年に入って縮小。

今年1月に全面改良したシーマも発売当初は好調だったが、7月は月間販売目標の1200台を下回った。

500万円以上の宝飾品が即日完売することもある家庭画報のカタログを活用、女性の認知度高めて販売促進につなげる考え。

以上引用終わり。

ということで、なんとターゲットは「裕福層の婦人」だったこの限定車。
果たして思惑通り売れたのかどうかわかりませんが、こういう売り方も模索していたのですね!

(小鮒 康一)