プジョーの工場からトヨタ車が出てくる!?

PSA・プジョー・シトロエンとトヨタ自動車の間で、フランス北部のセベルノール工場での共同生産の可能性が出てきました。

これはフランスのサルコジ大統領が同国の日刊紙ラ・ボア・デュ・ノールとのインタビューで明らかにしたそうですが、このインタビューの前週に経営状態の悪化している工場をプジョーCEOのバラン氏と視察して話し合いをしたそうです。

インタビューでサルコジ大統領は「セベルノール工場は大丈夫だろう。小型商用車向けにトヨタとの協議案件があると理解している」と述べたそうですが、協議の相手がトヨタ一社かどうかについては明らかにしなかったそうです。

国内のメーカー同士では既に話題のトヨタ86は資本提携を結んでいる富士重工業の大泉工場で生産されているのは周知のとおり。

意外と知られていない所では、アメリカインディアナ州にある、富士重工業の子会社であるSIA(スバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ・インク)にて、トヨタカムリの受託生産を行っています。
つまり、スバルの工場からレガシィやインプレッサに交じってカムリがラインオフされている訳です。

そもそもSIAは富士重工業といすゞが共同出資して立ち上げた工場で、その昔はスバル・イスズオートモーティブとして、いすゞロデオ等の生産も行っていました。

トヨタ自動車は、フランスにある製造子会社であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・フランスの北部ノール県のバランシエンヌ工場で「ヤリス(日本名:ヴィッツ)」のハイブリッド版の生産を開始したと発表したばかり。

この協議が合意すれば、現段階ではトヨタの商用車をラインオフする計画ですが、プジョーの工場からトヨタの乗用車が出てくる所を見られるかもしれませんね。

■仏プジョーとトヨタ、工場共有に向け協議中─仏大統領(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/idJPTJE83H01H20120418

(井元 貴幸)