新型ステップワゴン、省燃費のヒミツはCVTにあり!

 

2012年4月5日にマイナーチェンジを行った新型ステップワゴン/ステップワゴン スパーダ。

 

全高1800mmクラスの2リッターミニバンとしてはトップクラスとなる15.0km/L(JC08)という燃費性能を実現したことは話題のひとつですが、その進化に大いに影響したのが新型CVTとのこと。

 

ポイントは大きく3つ。

1. アイドリングストップシステム対応型 高効率電動オイルポンプの採用。

2. 高強度ベルト、CVT専用オイルを採用することで伝達効率を向上。

3. ワイドなレシオレンジ設定※とすることで、燃費と発進駆動力を改善。

※ステップワゴンのカタログ値ではレシオカバレッジ 6.53

 

こうした進化によって、従来型CVTに対して5%、5速AT比では10%もの燃費性能改善につながったという。今回のステップワゴンにとどまらず、中型サイズの車両全般に、この新型CVTは拡大していくという。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる