コミコミ250万円以下!? 新社会人にオススメのクルマベスト3 (山本晋也)

学生生活に別れを告げ、4月から新社会人となった皆様、おめでとうございます。

まだまだ最初のお給料ももらっていない時期に愛車を買う話をされてもリアリティはないでしょうが、250万円を上限に頑張れば狙えそうな予算で手に入るクルマを独断と偏見でご紹介。

今回のテーマは『スポーツカー温故知新』。
新車、5年後の中古車、前世紀の中古車という三段階で予算内のジェイズ・スポーツカーをピックアップ。

◆ダイハツ・コペン

ああ、就職したのは2012年だったなー、と後になって思い出せる新車で買えるこのクルマが第一候補。

いよいよ今夏で生産終了となるコペンの特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」ならば、4ATで180万円、5MTで182万円という価格ですから250万円という予算には諸費用を考えても十分に収まります。いま買っておかなければ新車で買う機会はなくなってしまうモデルでもありますから、買ったときから思い出になってくれることでしょう。

◆マツダ RX-8

こちらも今夏での生産終了がアナウンスされている世界唯一のロータリーエンジン搭載の量産車「マツダRX-8」。

これも2012年のメモリーになる一台なのは間違いないところ。もっとも新車では263~325万円という価格帯なので、予算内で狙うには中古車となります。
とはいえ、2003年から生産されているクルマなのでお手頃な価格の中古車は多く、下は50万円から見つかりますし、2007年以前の年式ならば100~180万円が中古車のプライスゾーン。余裕で250万円に収まることでしょう。

◆日産 スカイラインGT-R

日本のスポーツカーといえば、この名前は無視できません。

1995~1998年まで生産されていたスカイラインGT-R、R33型と呼ばれるこのモデルは意外に人気薄で、100万円を切ったプライスで十分に中古車を見つけることができるでしょう。コミコミ100万円での乗り出しもあり得るくらい。しかしながら10万kmを超える走行距離、様々な改造や修復歴のある個体も少なくないので、しっかりとGT-Rらしさを楽しみたいならば、予算に余裕をもってメンテナンスに回したいところ。新社会人の皆様が小学生になった頃のクルマに魅力を感じるかは自信ありませんが……。

というわけで、番外編。いまどきの新車からおすすめを一台。

◆マツダ CX-5 XD(FF)

スポーツカーというわけではありませんが、2012年らしさを感じさせる一台として番外としてオススメしたいのは マツダCX-5 XD。話題のクリーンディーゼル「SKYACTIV-D」を搭載した、最廉価グレードとなるXD(FF)の車両本体価格は258万円。ここに諸費用が加わるのでコミコミでは273万円程度になってしまいますが、このクルマには最大18万円のクリーンディーゼル補助金という強い味方アリ。これを勘案すれば255万円の総予算となります。あとは交渉しだいで目標予算に収まるかも。

ぜひ、ご検討を。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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