新シリーズ「インタープロトシリーズ」のマシンを発表【スーパー耐久2012】第1戦 富士SUPER TEC

ルマン24時間レースで優勝を経験し、現在はスーパーGTとF3のペトロナス トムスで監督を務める関谷正徳さんが3年の歳月をかけて企画した新しいレースシリーズが「インタープロトシリーズ」。

今回発表されたマシンは、カーボンとパイプスペースフレームでつくられたシャーシに、グラスファイバー製のボディーカウルをかぶせるといった構成で、V6 3950ccで340馬力のエンジンをミッドシップに搭載する純粋なレーシングマシンとなっています。お値段はキット販売でおおよそ2200万円。

使われるパーツは大半が国産品。タイヤはヨコハマのワンメイク。そして組み立ては御殿場周辺のレーシングガレージが受け持つとのこと。

2013年から開催されるこのシリーズは、まずは富士スピードウェイで年間4戦が行われる予定だということです。

スーパー耐久開幕戦のピットウォークの時間に谷口信輝選手のドライブでデモ走行も行われました。
走行動画はYoutubeで「インタープロト」と検索すれば観ることが出来ます。

サイズその他の主要諸元も公表されています。

ところで、このインタープロトのマシン、走行できるモデルは今回初めて公開されたのですが、実は2011年の東京オートサロンで、ほぼこのカタチのモックアップが公開されていたのです。

えっ、これじゃないって?よく見てください。右の奥の方・・・

拡大してみました。矢印のクルマがインタープロトのモックアップです。(ちゃんと写真を撮っておけばよかった……)
ちなみにオートサロンに出展していたのはデザイン担当のブーメラン 安藤氏。チョロQの電気自動車のプロトタイプを手がけた方です。インタープロトの手前にあるミニバンも安藤氏の作品です。

本当に長い年月をかけて企画されていたこのシリーズ、いったいどんなレースになるのか楽しみです。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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