場所はドイツ・ニュルブルクリンク。何度もF1が開催されたサーキットですね。そしてピットから出てきたマシンも純然たるフォーミュラカー。
ただし、周囲にはサーキットレースではありえない光景が広がっています。そう、雪です。このときニュルブルクリンクは氷点下16度だそうです。そこで、フォーミュラカーを引っ張り出し、雪と氷で覆われたコースを走らせてしまうのです。とうぜんドリフトもします。振り返したりしてます。ストレートでは卍もきってます(?)。フォーミュラカーでです。
念のために断っておきますが雪の上を走ったりする競技はラリーです。フォーミュラカーでやることではありません。フォーミュラカーって、そういう風にできてないし。
まぁグランプリコースならエスケープゾーンもあるし、コースアウトしても大丈夫なんだろうと思って見ていると、このひとエスケープゾーンのほとんどないノルドシュライフェ(オールドコース)へ入っていっちゃいました。おいおい! あぶねーよ!
しかもアクセルをガンガン踏んでいます。いや、これだけアクセル踏めるってことは、コイツこれまでにもさんざんフォーミュラカーで雪上をアタックした経験があるんでしょう。まぁ1台くらいはつぶしているかもしれません。
いやぁ激ヤバです。若いひとは知らないかもしれませんが、こういうひとを昔は「プッツン」っていったもんです。
ちなみにこのドライバーはアンディ・ゲルデン氏。ニュルブルクリンク・ドライビングアカデミーのチーフインストラクターだそうです。でも、−16℃でフォーミュラカー乗るのって、寒いでしょうね。ヒーターないだろうな。
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(まめ蔵)