現在の二次電池の主役となっているのはリチウムイオン電池ですが、その進化形として注目なのが「リチウムイオンキャパシター」です。
その最先端の電池をEVに搭載して開発を進めているのが、AFEC(旭化成FDKエナジーデバイス)株式会社です。
リチウムイオンキャパシターはキャパシターにリチウムイオン電池の原理を導入したもの。熱暴走しにくく寿命が長いという特徴があります。沖縄の太陽電池発電の据え置き型に利用されたものは、10万回以上のサイクル寿命があるとか。
リチウムイオン電池と比べてリチウムイオンキャパシタは瞬間的な大出力の出し入れを得意とし、また高温環境下での信頼性も高いため、クルマでの使用にはもってこい。また単体で使用するのではなく、鉛電池など他の電池と併用することで、併用した電池の寿命を延長させるという使用方法もあるとか。
まだ、生まれたばかりの新しい電池ですが、そのポテンシャルはかなり高そう。これは注目の技術ですね!
(鈴木ケンイチ)