新しいミニは4ナンバーの”クラブバン”

3月8日から18日で開催されるジュネーブショー2012でワールドプレミア(世界初公開)とBMWが発表したミニのニューライン。それが「MINI Clubvan コンセプト」。

ミニクーペにつづき、2シーターとされていますが、ボディはミニクラブマンのそれを踏襲。リアシートを廃して、完全にラゲッジスペースとして活用することで、ビジネスやレジャーのための新しいライフスタイルを提案する商用バンとして考えられたコンセプトカー。だから『クラブバン』というわけ。プレミアム系ライトバンというニュージャンルを開拓すると謳われています。

 

インテリアで注目は、フロントシートとラゲッジスペースをわけるパーテンション。ステンレスメッシュとアルミパネルのハイブリッドの上、ボディに固定されているので急ブレーキなどで荷物が運転席に飛び込んでくる事故を最大限に防ぐとのこと。

 

またクラブマンではリアのサイドウィンドウとなっている部分はパネルとされ、そのスペースをサインボード的に活用して欲しいというのも、このコンセプトカーが示す通り。

 

このボディのまま、日本仕様として市販されれば、荷室が乗車スペースより広いので4ナンバー登録となるわけですが、それ以上に注目したいのは右側のドアが観音開きとなっている点。ここもクラブマンと共通ですが、右ハンドル仕様となれば運転席後ろにラゲッジにアクセルできるサブドアがついてくる感覚。これは、ライトバンとして使いやすいと評判になるかもしれませんが、いかに?

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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