2月2日にトヨタ86(ハチロク)が、2月3日にはスバルBRZが、相次いで発表されました。兄弟モデルといえる、この2台が日本のスポーツカーシーンを盛り上げているわけですが、おそらく唯一のガチンコ・ライバルと思われる国産車のことも忘れてはならないでしょう。
そのライバルとは、マツダRX-8。
今夏での生産休止がアナウンスされているモデルなので、新車として同時に売られる時期は数ヶ月しかありませんが、FRレイアウトで、他に類を見ない独得のエンジンを積んでいて、6速MTで……といった条件を考えると、ハチロク/BRZのライバルとして、これほど相応しいクルマもありません。
そんなRX-8、新車で6速MTが選べるのは、特別仕様の「SPIRIT R」だけ。
スリーサイズは4470×1770×1340mm(ハチロクは4240×1775×1300mm)
車重は1350kg(同1190~1230kg)
最高出力は173kW(235PS)/8200rpm(同200PS/7000rpm)
最大トルクは216N.m(22.0kg-m)/5500rpm(同20.9kg-m/6400~6600rpm)
こうしてスペックを並べて比較してもいい勝負。RX-8は4ドアとはいえ観音開きですからシルエットはクーペ的でもあります。もっとも325万円という価格は、ハチロクとライバル視するにはお高いですが、ともかく水平対向エンジンのFRマシンとロータリーエンジンのFRマシンの見積りを同時にとれるのは、いまだけかもしれません。これは貴重な機会かも!?
なんだかインテリアの雰囲気も似ているように思えてきます。
(山本晋也)