セーフティーカー レクサスIS-F導入の秘密【第5回スーパーママチャリグランプリ】

富士スピードウェイ、年初のビッグイベントであるスーパーママチャリグランプリではレクサスIS-Fがセーフティーカーを勤めます。

スタート直後のママチャリの勢いはセーフティーカーに襲いかからんばかりの大迫力。

見た目のイメージは先導するというよりも逃げ出しているといった感じかもしれません。

このレクサスIS-Fは輸出仕様の左ハンドル。リミッターを切ったりしなくても、そのままクルマの最高速まで引っ張れるようにするためだということです。その他はいたってノーマル。内装だって革シート!

上の写真は第二戦のスタートの模様。スーパーママチャリGPでのレクサスIS-Fセーフティーカーの歴史は第二戦から。ママチャリごときでIS-Fも必要ないだろうという意見も聞こえてきそうですが、それなりに理由はあるのです。

第1戦、初代セーフティーカーであったカルディナ。第1戦は豪雨のなかで開催されたにもかかわらず、なんと第一コーナー立ち上がりで好スタートを切ったママチャリに、このカルディナがぶち抜かれてしまったのです。

それが理由かどうか、富士スピードウェイ側からの公式コメントはありませんが、参加チームの多くは筆者も含めてそう思っているようです。そして第二戦からレクサスIS-Fが導入されました。

いまのところIS-Fはまだママチャリに負けてはいません。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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