ラスト3日目は、道の駅『東浦ターミナル』から国道28号線をひたすら南下し、“日本最初の国土”とウワサの?『自凝島(おのころじま)神社』へ。
そう、ここも『おのころ島』伝承の地のひとつなのです。
神代の昔、国土創世のおり伊弉諾尊(イザナギ)・伊弉冉尊(イザナミ)は天の浮橋に立ち、天の沼矛を持って海原をかき回すと、その矛より滴る潮が、おのずと凝り固まって島となった。これが自凝島(おのころじま)である。
こんもりと小さな丘に木々が生い茂っているという、予想よりもずっとひっそりとした佇まいでした。
高さ21.7mの大鳥居は、平安神宮・厳島神社と並ぶ『日本三大鳥居』の一つ。
自凝島神社の拝殿・本殿および神域の規模からすると考えられない大きさで、ここが重要視されていることが解ります。
主祭神はもちろんイザナギ・イザナミで、縁結びのご利益があるそうですよ。
参拝後、国道28号線に戻って細い県道で諭鶴羽(ゆづるは)ダムへ。
駐車場がすっごく狭くて戸惑いつつも、どうにか停めることができたので、まずは愛犬マリリンとダム湖を1周♪
紅葉はもう終わっていましたが、カメラ片手の観光客やウォーキング、お散歩を楽しむ方と何人もすれ違いました。
実は先日、「諭鶴羽山に行ったことがありますか?」と某所の従業員さんに訪ねたら、片道2〜3時間くらいかかる急な山道だった記憶があると!Σ(´Д`lll)
なぬー!? たった標高607.9mなのにかー!!?
で、慌ててネットで調べてみたら(いつも下調べしないんです…)片道1時間半くらいだと書いてありホっとしました。
ルートは“裏参道”鶴羽山ダム方面からよりも“表参道”灘黒岩からの方が近いしラクみたいなのですが、山頂が裏参道側にあるのでダムから登ることに。
『曽我十郎の担い石』の向かい側にある壁の脇に石段が設けられており、そこから往復4時間のプチ登山スタート。
杉林に囲まれた山道は、さすが修験道!? いきなり急峻なガレ場です。
最初の見どころ『神倉神社』までは、距離的には500mくらいしか歩いてないはずなのですが足場が悪いのでけっこうキツイ。
神倉神社はイザナギ・イザナミが乗って来た鶴が羽を休めた場所とされています。
石像や石碑が建ち並んでいる辺りに枯れた松の木があるのですが、そこに止まったと言われているそうです。
そこからは、道が平らになったり坂になったりガレ場になったり。一喜一憂しつつ、マイペースで歩いて行きます。
道すがらには点々と石碑が置かれているのですが、これは諭鶴羽神社を起点とした道標が二十八丁(一丁=約109m)まであったようです。
平日だけあって、ここまでおばぁさん一人にしか会っていません。動物の足跡やフンをよく見かけました。
正直、怖くなかったと言えば嘘になります(^_^;
ちなみに、おばぁさんはラジオを腰にぶら下げ大音量にしていました。
電波塔を過ぎたら諭鶴羽山頂に到達!
ここからの360度パノラマは絶景です! この日の徳島方面は雲に覆われていましたが、道の駅『うずしお』と鳴門大橋も見えました。
更に3つめの電波塔を過ぎると『奥の院』と刻まれた石柱が。
そこで左に曲がると、篠山神社がありました。
“奥の院”と記されているけど、詳細は不明。諭鶴羽古道のパンフレットにも記載がなかったです。謎…。
元の道に戻って更に下ると、登山道の終点は『奥宮十二所神社』でした。隣は『諭鶴羽神社』です。
お参りをしてお守りを購入して(無人販売!)、境内でおにぎりを頬張っていたら、粉雪が舞い降りて来ました! 寒いはずだー!
帰りの時間もあるし、急いで下山しました。
ちなみに灘黒岩方面からは神社まで道路が通っているのですが、普通車でも敬遠されるくらいの山道なんだそうで、すれ違うのも大変らしいです。
諭鶴羽ダムから国道28号線へ戻って、福良にある『南あわじリフレッシュ交流ハウス ゆーぷる』(¥600)で日帰り入浴。
浴室は男女日替わりで、サウナのある浴室の日は(サウナで使用する)お塩をサービスしてくれます。もうひとつは、滑り台&歩行湯(露天)です。
ジェットバス、マッサージバスなどもあったので、登山で疲れた足をほぐすのにちょうどよかったです。
スポーツ施設が近くにあるので、その帰りに立ち寄る方も多いようです。お食事もできます。
そこから道の駅『うずしお』までは約10km。
細長い岬の突端に位置し、すぐ眼前に神戸淡路鳴門自動車道の大鳴門橋、右も左も海、360度パノラマの絶景スポットです。
2011年度『ご当地バーガーフェスタ』第3位を獲得した淡路島バーガー(¥500)や、淡路島特産の玉ねぎソフトクリームなどご当地グルメも充実。
わたしのオススメは海苔ドレッシング(¥640)です! 玉ねぎドレッシングは淡路島内のどこでも販売されているのですが海苔ドレッシングはここにしかなく、しかも個人的にはこっちの方が美味しいと思っています。
我が家では、サラダ以外にもお豆腐やお刺身にも使っています(笑)
ここで停泊したのですが、この日は風が強く、断崖絶壁に建っているのでもの凄い風の音が夜中響いていました。
しかし、どうやら風は真上に吹き上がるようで車が揺れるまでには至らなかったのが助かりました。
(松本しう周己)
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