今年のアウディさんの目玉はA1スポーツバック。4枚ドアになって、実用的になりましたよねー。
…以降は豪華執筆陣にお任せして、プレスデーに展示されていなかった今年のル・マン24時間優勝車を見てきました。
今年のル・マン24時間、総合優勝はアウディとプジョーのワークスの争いとなり、両メーカー共に3台出走のうち2台ずつトラブルやアクシデントで後退し、最後の1台ずつが幾度か順位を入れ替えつつ闘い続け、23時間を超えても6秒差で争うという大激戦、それを制した1台が今回展示されているNo2です。
TDIとは直噴ディーゼルエンジンの事で、V6/3.7L で最大出力540HPです。従来のV10TDIエンジンよりコンパクトで25%も軽量化されたそうです。駆動系ではカーボンファイバーを多用したギアボックスやシフト機構も電気式(従来は圧縮空気)となり軽量化に余念ナシ。またこの車のアイコンとなっているヘッドライトはフルLEDで、これも従来型のヘッドライトの冷却装置を不要とした軽量化だけでなく、事実上球切れの心配がないと云うというのも耐久レーシングカーにはメリットです。
また、フロントスクリーンにはライダーの捨てバイザーの様な透明フィルムが重ねて有りますね。ピットイン毎に一枚剥がす筈ですから、これだけ予備が重ねて有るんですね。(流石に20数枚重ねと云う事は無いでしょうから、途中で交換・追加していると思われますが…)
優勝した2号車のドライバークルーは日本で活躍中のアンドレ・ロッテラー/ブノア・トレルイエ両選手を含めた3人でした。トヨタとニッサンのエースが共にAUDIに乗り、PLAY For Japanを掲げてル・マンを戦う姿に、グッと来たファンも多い筈です。
こうしたクルマを触られる程(…本当に触っちゃだめですよ)近くで見れるはなかなか見る機会はないですから、是非この機会にアウディブースでR18 TDIの速さとタフネスの秘密を確かめてください!
2号車逃げ切り! アンドレ&ブノワ、ル・マンを制す オートスポーツウェブ
(川崎BASE)