スバル版FT-86、BRZにSTIバージョンが登場?!

各所から情報が漏れ伝わるトヨタFT-86、その兄弟車といえるスバルBRZにはSTIバージョンが用意されていた!

 

 

 

富士重工業は、米国ロサンゼルスで11月16日に開催予定の2011年LAオートショー(11月16日~17日プレスデー、11月18日~27日一般公開)に、世界で初公開となる「SUBARU BRZ CONCEPT – STI – (スバル BRZ コンセプト – STI – )」を出展します。

SUBARU BRZ CONCEPT – STI – は、トヨタ自動車株式会社と共同開発を進めている新型小型FRスポーツカーである「SUBARU BRZ」をベースとしたコンセプトモデルです。スバルのコア技術であるボクサーエンジン(水平対向エンジン)の採用により可能となる、低重心パッケージが実現する「Pure Handling Delight – 新しい次元の運転する愉しさ」を、スバルのパフォーマンスブランドである「STI」をモチーフにさらに磨き上げた、最高のハンドリング性能をイメージしたコンセプトモデルです。

現時点ではショーモデルとしてのコンセプトカーではありますが、公開された後ろ姿だけでも、たしかにSTIバージョンらしい雰囲気がムンムン。

 

ドアノブがなかったり、ドアミラーがカメラタイプだったり、サイドステップが厚かったりというディテールからは、外観だけのイメージコンセプトと思える部分もありますが、前後18インチのタイヤを履いていたり、またリアの対向ブレーキキャリパーからは前後のブレーキが大型になっていると思われたりするあたりは、いかにもSTIバージョンといった走りのレベルアップを予感させます。

 

さらに、おそらくカーボン製と思われるルーフやリアウイングもSTIコンプリートに相応しい装備といえましょう。

 

いずれにせよ基本的な骨格やアウターパネルは生産モデルと共通でしょうから、このコンセプトカーが、実質的なBRZの公開になるわけで、もうすぐに迫ったLAショーがより楽しみになってきました。

 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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