クラッシュしても必ず成仏できるインドのF1サーキット「ブッダ・インターナショナルサーキット」

サーキットの名前なんて、地名だろうが人の名前だろうがなんだっていいとは思いますよ。でも、こんなに安心な名前は他にはちょっと見当たりません。月末にF1がおこなわれるインドのサーキットのことです。

F1開催のために新たに建設されたサーキットの名前は、なんと「ブッダ・インターナショナルサーキット」。ブッダといえばそう、ゴータマ・ブッダ。いわゆる「お釈迦様」です。

その昔、トヨタがミニバンに「ガイア」って名付けちゃったときも軽く脳震盪起こしそうな衝撃でしたが、今回のネーミングセンスも相当キテると言わざるを得ません。さすがカレーの国だけのことはあるってもんです。中央道にある、わが国自慢の渋滞のメッカ「小仏トンネル」なんて可愛すぎて足元にも及ばないんだから悔しいですよね。

何がいいって、このサーキットなら、もし命を失うことがあってもきちんと成仏できそうなこと。なんてったって、日本語に直すと「仏様周回場」なんですから。ありがたや~。
あ、でも、そう感じるのは仏教徒だけに限りますかね、やっぱり。

レッドブルのWEBサイトでは、マークウェーバーによるこのサーキットのバーチャル走行解説のムービーを見ることができます。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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