三代目スイフトスポーツのティーザームービーでカップルが出てくる部屋番号の意味はこれだ!

間もなく日本仕様も発表されるといわれている三代目スイフトスポーツ、一足早くフランクフルトショーでお披露目され、また欧州の現地法人によって、そのティーザームービーが公開されています。

 

1分半という短いものですが、さすがメーカーによるティーザームービーだけあってツボを押さえている内容で、スイフトスポーツを狙っているオーナー候補であれば気になるシーンの数々といえそうです。

 

たとえばコクピット廻り。

 

前評判通りに6速マニュアルトランスミッションを採用していて、シフトノブはこんなデザイン。また別のシーンでは二代目モデル同様に、シフトブーツが赤いステッチの入ったレザー仕様だということも見て取れます。

 

ペダルはメタルタイプにゴムの滑り止めがついたタイプ。滑り止めの形状が丸が並んでいる二代目から横にゴムが張られてるといった具合に変更されているよう。

 

パンチングレザー仕様のステアリングにも赤いステッチがアクセントになっているのを確認。さらにクルーズコントロールも備わっているよう。

 

外観でいえば、走行シーンでマフラーの揺れ具合が確認できるのはモディファイ派にとっては見逃せないところでしょうか?

バンパーから飛び出している左右出しマフラーというスタイルは、二代目スイフトスポーツと似たものですが、この形状で気になるのは、マフラーの揺れによるバンパーとの干渉。

映像で見る限りは、それなりに振れているようですから、あまり太いマフラーに交換するとバンパーに当たってしまいそう。マフラー交換時にはハンガーゴムの強化はマストになりそうです。

 

と、まあ1分半の映像で様々な気になる情報を見て取れるわけですが、このムービーの冒頭に出てくるシーンが意味深。

わかりますでしょうか。これからスイフトスポーツに乗り込もうとするカップルの出てくる建物に「22」という数字が書かれているのが。

 

この数字、偶然かもしれませんが、三代目スイフトスポーツの車両型式を暗示しているように思われます。

 

ちなみに、スポーツでないスイフトの車両型式は「ZC72」で、先代スイフトは「ZC71」という型式でした。そしてスイフトスポーツは「ZC31」という型式だったのです。なお先代前期型の1.3Lが「ZC11」、1.5Lが「ZC21」という型式でありました。

 

そのまま素直に考えれば、三代目スイフトスポーツの型式は「ZC32」となりそうなものですが、このティーザームービー冒頭のシーンに意味があると考えれば、新モデルの車両型式は「ZC22」となるのかもしれません。

 

もっとも車両型式がどうなろうが、クルマの出来には関係のない話。先代スイフトスポーツは、かなり玄人筋からもウケた走りのいいモデルでしたから、その正常進化版として予想以上の走りを期待したいものです。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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