工藤貴宏 
新しい生活をはじめた英太クンも、燃費の悪いカマロから乗り換えようとしているミライース（←ＣＭ見てない人は意味わかんないですよね）。
そんなミライースの自慢は、純ガソリンエンジン車トップの低燃費と79万5000からという低価格みたいです。たしかに発表されているデータを見ると、燃費はＪＣ08モードで30.0km/Lとハイブリッドカー並によさそう。車両の軽量化なんかもやっているんで、実際に走らせてもかなりいい燃費だと予測されます。まあ、そのあたりは来月中旬以降に発売される自動車雑誌あたりがテストすると思うので、判断はその結果を待ちましょうか。
で、価格。
ベーシックグレード「Ｄ］の79万5000円は確かに安いです。
でも、ライバルのスズキ・アルトにも「Ｆ」というグレードを用意していて、価格は80万8500円。
そしてですね、装備を比較すると面白いんです。
ミライース「Ｄ」はホイールキャップもなくて見た目がチープだし、オーディオもリモコンドアロックもなくはっきり言って廉価仕様。ただ、トランスミッションはＣＶＴだしアイドリングストップ機能もＡＢＳも備わります。
対してアルト「Ｆ」は、ミライース「Ｄ」に対して1万円ちょっとのアップで、ホイールキャップもオーディオもリモコンドアロックも付きます。でも、トランスミッションは4速ＡＴだし、アイドリングストップ機能はありません。ＡＢＳはオプションです。
超簡潔にいってしまえば、「装備のアルト ＶＳ メカニズムのミライース」ってことになるわけですね。
たしかに、アイドリングストップ機能まで備えての79万5000円は安いです。頑張ってますダイハツ。でも「装備面を考えるとアルトのほうが魅力的だなーーー」って思ったりするのはボクだけですかね。ＡＢＳはオプションでつけておけばいいし。
英太クンにも教えてあげたほうがいいかな。
（工藤貴宏）
