レクサスLF-Aに乗って気付いた4つの出来事

凄いんですよ、気持ちよすぎて。官能的すぎて。セクシーすぎて。グォンっていう始動からはじまりクォーンと高音を奏でて背中がゾクゾクする排気音とか、エクスタシーに向かって高まっていくエンジンの吹け上がり方とか、シフトダウンのときのブリッピングの鋭さなんてもうそれだけで昇天しそうなくらいだったし。

いや、もう興奮しすぎて支離滅裂ですね。実は、レクサスLFAを運転してきたんです。LFAっていったらあれですよアレ。世界限定500台の、日本割り当て165台の、価格3750万円の、レクサスのスーパースポーツです。

というわけで、LFAを運転してみて意外だったことを4つほど紹介しちゃいましょう。

 

●意外に乗りやすいけど、レーシングカー的雰囲気もある
2ペダルだし、動かすにあたって気難しいことがないのはさすがトヨタ。いやレクサス。普通に走らせるだけなら誰でもできます。いっぽうで、ガツッ!とシフトショックがあったり駆動系からの異音があるなど、一般的なトヨタやレクサス車では確実に消している音が残っていたりするのは面白いところ。これは、異音や振動を消すことよりも走りの性能を重視したことと推測されます。とはいえ嫌な感じはなく、レーシングカー的な雰囲気を盛上げるのに一役買っている印象でした。

●後方視界はそんなに悪くない
ルームミラー越しの後方視界は狭いですが、斜め後方視界は良好です。イタリアの跳ね馬や猛牛と違い、高速道路の合流でドキドキしたあげく気合いと根性でギャンブル的に車線変更する必要はありません。

●ウインカーレバーは左側についている
これは予想外でした。もちろんクルマは右ハンドル。純国産車なのに、輸入車感覚ですね。LFAオーナーはきっと輸入車オーナーが多いでしょうから、違和感なく乗れるように配慮でしょうか?

●5気筒休止機構が備わっている
信号待ちなど、アイドリング中に気筒休止することがあります。停止/作動のつながりはとてもスムーズで、メーター画面の表示がなければ気がつかないかもしれません。

 

えっ、走りの凄さはどうなのか?
普通の試乗記なんてクリッカーには似合わないので、そういう情報は正統派の自動車雑誌やウェブでどうぞ。

(工藤貴宏)

【画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/09/12/60521

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
続きを見る
閉じる