9月13日に発表されるスバルXV。インプレッサをベースにクロスオーバースタイルを提案した、いわばインプレッサのアウトバック。
原稿GH型にも存在するXVですが、現行型では地上高はノーマルのまま、外観だけクロスオーバースタイルを取り入れたクルマで、GG型ではフォレスターの存在があるために、クロスオーバースタイルのインプレッサは存在しませんでした。
そんな中、初代フォレスターの登場する前の1995年に初代インプレッサスポーツワゴン(GF型)をベースにクロスオーバスタイルを提案した、インプレッサグラベルEX(エックス)が存在するのをご存知ですか?
当時はレガシィアウトバックの前身である、グランドワゴン登場直後であり、同様のコンセプトのインプレッサがグラベルEXである。
グラベルEXは、インプレッサスポーツワゴンWRXをベースに最低地上高を185mmに上げ、フロントにガードバー、リヤにはスペアタイヤキャリアを装備し、クロカンスタイルを前面に打ち出した外観でありながら、WRXと同様の水平対向4気筒DOHCインタークーラーターボ搭載で、4ATと5MTを選択でき、見た目と裏腹の速さを見せつけたクルマでした。
しかし、当時としては受け入れられにくいスタイルとスペアタイヤによる使い勝手の悪さからか、生産台数1313台で終了。
時期尚早の感のあるクルマでしたが今回発表になるXVや、フォレスターの登場に大きく貢献した1台ともいえるでしょう。
新型XVにもターボモデルが出たら面白いでしょうね。
(井元貴幸)