【VICS × clicccar連動プレゼント企画No.01】 ナント8型大画面の2DINナビ[アルパイン ビッグX X066 VIE-X066]

2DINスペースにビルトインするカーナビといえば、7型ワイドが上限なのはいまも昔も常識といっていいでしょう。幅178×高さ100mmというサイズの制約を受けることになりますからこれ以上大きな画面を収めるには、純正ナビのように専用設計としてビルトインするしかありません。

そこで、車種専用設計という手間もコストも掛かる方法でブレイクスルーを果たしたのが、2010年6月にリリースされたアルパインの「ビッグX」です。DINスペース周辺のパネルも車種専用設計とする別売の「車種専用パーフェクトフィットシリーズ」を採用することで8型という大画面を実現しました。まさに百聞は一見にしかず。レポーターも初めて実物を見たときはデカイ! と声を漏らしたほどです。7型よりも1.43倍(縦:1.3倍、横:1.1倍)になる8型ですが、とくに天地の大きさは想像以上でした。車種専用設計を実現できたのは、「リアビジョン」という後席モニターの車種専用設計を採用した同社ならではのアイディアとノウハウがあるからこそです。

価格はオープンで、実勢価格は12万〜15万円前後

 

「ビッグX」に戻りますが、今年の6月には2011年モデルがリリースされました。今回注目するのは、新たに加わったメモリーナビタイプの「VIE-X066」。従来比1.43倍の8型大画面なのはもちろん、新採用のLEDバックライトやWVGAによる美しい画面を実現しているのがキモです。とくに、LEDバックライトの数は従来の「X088」から3倍増を果たし、地デジやDVDを高精細、高コントラストで楽しめます。

メインメディアはHDDではなく、8GBのSDHCカードです。最新の道路データ(2010年10月/一部2011年3月)を搭載。約900万件の電話番号検索(タウンページ)や約1800万件の50音入力検索など、必要十分なデータが収録されています。ピンポイント検索では、愛車が停められるサイズの駐車場を探せたり、ビルのフロアまで分かる建物情報・施設情報を搭載したりしています。とくに便利なのが、目的地設定がされている状態で、ルート進行上に向かって位置や距離、方向などを考慮して検索する「ルート沿い考慮」。コンビニやガソリンスタンドを探す際などに、「できれば左側にある入りやすいお店にしたい」というニーズに応えてくれます。

ハード面で変わったのは、ハードキーが大型化され、操作性が向上された点です。せっかくの大画面なのに操作しにくいのでは宝の持ち腐れになってしまいますから。ハードキーには使用頻度の高い現在地、目的地などのほかに地デジやAVなども配置し、一発で使いたい機能が用意されています。

装着には車種専用パーフェクトフィットが必要で、30車種以上に対応(2011年6月22日時点)。写真はプリウス

 

ルート探索もメモリーナビでありながら充実しています。定番の5ルート同時探索では、季節や曜日、時間帯別渋滞などの情報を収録したデータベースに加えて、VICS(別売のVICS光/電波ビーコンレシーバー「HCE-T062(22,050円)」が必要)を駆使したルート探索を行います。さらに、時間や曜日別の規制情報、VICS規制情報(通行止め、インターチェンジの閉鎖)、迂回地点(工事現場)などを盛り込んだ「アクティブルートサーチ」も用意。VICSならではのリアルな渋滞情報を活用することで最短時間ルートが走行中に見つかると、音声案内とメッセージを表示。自動的に最短時間ルートに切り替わるのも便利です。渋滞を考慮したルート探索が大きな魅力ですから、ぜひVICS光/電波ビーコンレシーバーの「HCE-T062」を装着したいところです。なおVICSは、文字表示のレベル1、簡易図形表示のレベル2、地図表示型のレベル3にまで対応するVICSフルレベル対応しています。

8型の大型画面を活かしてスケールの異なる2画面地図はもちろん、地図とテレビ、地図とDVDなどの2画面表示にも対応

 

ルート案内でありがたく感じるのが、目的地付近で案内が終わってしまい、あとは自分で探して下さいというガイドではなく、目的地に近づいてからも詳細データで最後の最後まで案内してくれる「ドアtoドア ルート案内」です。狭い住宅街などでも最後まで案内してくれます。そのほかにも走行すべきレーンを表示する「ベストレーンガイド」や「交際点イラスト拡大図」、「都市高速マップ」などの定番メニューが用意されています。

オーディオ&ビジュアルでは、フルセグやiPod/iPhoneとの接続(別売りケーブルが必要)、DVDはもちろん、地デジを録画したVRモードの再生にも対応しています。中でも地デジでは、走行時でも安定して受信する「高性能4ダイバー地デジフルセグチューナー」を搭載し、従来よりも高画質、高音質で楽しめるようになっているのも朗報です。また、音質面では、車種ごとに異なる周波数特性やタイムコレクションなどのサウンド調整機能(別売りのパーフェクトフィット付属のセッティングデータで簡単に設定)ができるのが特徴です。さらに、同社のウェブサイト「User’sRoom」を利用した車種専用サウンドセッティングも使うことができます。

ビッグXの最大の魅力は、8型の大画面に尽きますが、それ以外にもユーザーフレンドリーな機能が多数用意されています。しかも「VIE-X066」は、SDカーナビならではのお得な価格設定も魅力。取付には別売の「車種専用パーフェクトフィットシリーズ」が必要ですが、ミニバンやエコカー、軽自動車まで多彩な車種に対応していますから、気になる方はホームページをぜひチェックしてみてください。

プレゼントの詳細キャンペーンサイトはコチラ>>>http://www.vics.or.jp/cp2011/carnavi/index.html

(塚田勝弘)

 

 

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる