高級プラグインハイブリッドカー専門メーカーとして、先ごろ『カルマ』という第一弾モデルを出荷しはじめたばかりのフィスカー社。
言わずもがな、プラグインハイブリッドとは基本は充電したバッテリーでモーターを回しつつ、バッテリーが空になるとエンジンを動かして発電することでモーターを駆動、純粋なEVに比べて大幅に航続距離を伸ばしたクルマです。
そのプラグインハイブリッド専門メーカーであるフィスカー社が、二台目のモデルとして開発を進めているのが、コードネーム『プロジェクトNina』。
そのエンジンサプライヤーとしてBMWと契約を結んだとの発表がありました。
供給されるのは4気筒ターボということですから、ミニに搭載されているエンジンと同シリーズのユニットでしょうか。
そして気になるのは、その供給予定数。
なんと最大10万ユニットということ。すなわち、この数字は「プロジェクトNina」によって生み出される新型モデルの販売計画というわけです。
ファーストモデルのカルマは10万ドル近い価格となっていますが、GMの工場に生産委託される予定というフィスカーNina(仮名)は、その半分程度の価格でリリースされるというウワサ。
このBMWとの契約が、さらに手に届く価格へ押し下げてくれることを、そして日本でも販売してくれることを期待しましょう。
(山本晋也)