プラグインハイブリッド・メーカー、フィスカーの次期モデルはBMW製ターボエンジンに決定

高級プラグインハイブリッドカー専門メーカーとして、先ごろ『カルマ』という第一弾モデルを出荷しはじめたばかりのフィスカー社。

 

言わずもがな、プラグインハイブリッドとは基本は充電したバッテリーでモーターを回しつつ、バッテリーが空になるとエンジンを動かして発電することでモーターを駆動、純粋なEVに比べて大幅に航続距離を伸ばしたクルマです。

 

そのプラグインハイブリッド専門メーカーであるフィスカー社が、二台目のモデルとして開発を進めているのが、コードネーム『プロジェクトNina』。

 

そのエンジンサプライヤーとしてBMWと契約を結んだとの発表がありました。

 

供給されるのは4気筒ターボということですから、ミニに搭載されているエンジンと同シリーズのユニットでしょうか。

 

そして気になるのは、その供給予定数。

 

なんと最大10万ユニットということ。すなわち、この数字は「プロジェクトNina」によって生み出される新型モデルの販売計画というわけです。

 

ファーストモデルのカルマは10万ドル近い価格となっていますが、GMの工場に生産委託される予定というフィスカーNina(仮名)は、その半分程度の価格でリリースされるというウワサ。

 

このBMWとの契約が、さらに手に届く価格へ押し下げてくれることを、そして日本でも販売してくれることを期待しましょう。

 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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