3位決定戦は、最終的に膨らんでしまった古口ですが、後追いの末永正雄が付いていかず、インから抜いていってしまい、古口の勝利です。
いよいよ決勝。
斎藤太吾vs今村ヨーイチの因縁の対決です。
まずは一本目。
エビス名物、1コーナ手前はピット壁に向けて前走の斎藤が飛び出します。
この直前のギャップで斎藤はこれまでも4輪が浮くほどのジャンプでその先、どこへ飛んでいくのかわからないほどです。
これに付いていくのは至難の業、というより、賭けです。
今村は行き場を失ったようにミギリヤフェンダーを壁に擦ります。
壁に擦るとステアリングもトラクションも効かず、そのまま1コーナーにまっすぐ突っ込んでしまうことがココではよくあるんですが、今村はなんとかうまく切り抜けます。しかし、曲がることはできましたが、あえなくそこで失速し、止まってしまいます。どうやら再スタートはできず、斎藤大吾の優勝となりました。
(小林和久)