今さら聞けないエアコンの正しい使い方【ムダな操作をしていませんか?】

夏場だけでなく、1年中車内を快適にしてくれる、エアコン。

現代では、殆どのクルマが標準装着になり、乗用車ではオートエアコンが装着されているクルマも少なくありません。

オートエアコンとは、室温を設定すると風量や吹出し口、吹出し温度を室温センサーや日射センサー等によりすべて自動でコントロールしてくれるもの。

従って一度温度設定だけしてしまえば、後はエアコン任せになります。

しかし、私の友人にもおりますが、使い方をちょっと間違えている方が少なくないようで、例えば今のような暑い時期、エンジンを掛けると同時にエアコンの設定温度を18度、手動で風量全開にするような使い方をする方を意外と見かけます。

冷房使用時に関しては、設定温度は25度前後に設定しておけばメーカー等で細かい違いはありますが、設定温度に近くなるまで、最大冷房、最大風量、吹き出し口上半身、換気モード内気循環に自動的になるので、操作をする必要はありません。

冬場の場合も同様、25度前後に設定しておけば、すべて自動制御で温風が出ます。さらに冬場でエンジンが温まっていない場合、吹出し温度が温風になるまで、吹き出し口をデフロスタ、外気導入、最小風量で冷気を室内になるべく出さない心遣いまであります。

個人的には設定温度やデフロスタ以外操作することは無いと思いますが、それでもマニュアル操作にも対応しているので、吹き出し口だけ手動操作し、後はオートと言った使い方も出来ます。

僕は最初に買ったマイカー(5万円のY30グロリア)から、すべての愛車にフルオートエアコンが装着されていましたが、エアコンの操作は設定温度23.5度~26.0度、とデフロスタ、AUTO、OFFのボタンくらいしか触った事がありません。

個人的にはデフロスタもフロントウィンドゥの湿気や温度を感知して自動で作動してほしいと思うくらいでした。

今のレガシィには運転席と助手席で別々の温度設定が出来る、左右独立温調機能が付いており、冷房時にはいつも設定温度で妻と揉めていましたが、最近ではめっきりそのような事も無くなりました。

機能と使用法をしっかり理解すれば現代のクルマには便利な機能は沢山装備されています。

みなさんも、不必要な操作していませんか?

(井元 貴幸)

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