目の前の景色と同じ映像にルートガイドを重ねる。CMでも映像と「未来,解禁」のキャッチで訴求しているように、AR(拡張現実)の実写版ナビとして話題を集めている2011年の「サイバーナビ」。驚きの飛び道具を備えているだけあって注目はこの1点に集中していますが、見どころはまだまだあります。
発表会でプレゼンターが「カーナビの夢」とまで語ったのが、「ロードクリエーター」という機能です。「サイバーナビ」には、走らなくても「マップチャージ」により毎月新しい地図が反映されますが、それでもまだ地図上に存在していない新規道路を通った場合、地図上にその道路が敷かれる機能で、2回目からはルート探索にも反映されます。
なお、「AVIC-VH09CS/ZH09CS」に用意される地図更新の「マップチャージ」は3年分付で、同梱の通信モジュールを使い、しかも3年分の通信費こみなので料金を気にせず使えます。この通信機能を使った「オンライン検索」も便利で、オープンしたばかりのスポットもすぐに探し出せます。
今回のサイバーナビは、30万円を切る実勢価格(店舗によっては20万円前半も!)を実現していますが、自慢の実写ナビのカメラを単眼にしてコストダウンするなど、普及への意欲を感じさせる力作といえるでしょう。
(塚田勝弘)
「ロードクリエーター」により、地図上にはない新しい道路でも
一度通過すれば反映される。写真の黄色のラインが新規道路
一度通過すれば反映される。写真の黄色のラインが新規道路
【上戸彩と共有? 未来のカーナビのアイデアを考えてみよう! 】https://clicccar.com/2011/06/22/33961